あるとき、こんなメールが届いたことがあります。
「グラウンドにきれいな五角形をかきたいんだけど、どうやったらいいと思う?」
幼稚園で仕事をしている後輩でした。5チームに分かれて何かやるんだろうな?と思いつつ、面白い質問だと思うとともに、正五角形の作図の仕方を知らせても現実味はないしなあと思い、頭をひねったことを、数学の授業で「コンパスと定規を使った作図」の指導するたびに思い出します。
1年生の作図の授業を見に行きました。
コンパスと定規を使って作図をやってます。
新時代です。分からないときは動画を見ながら、それをまねて描いていくことができます。
最後は解説を聞いて、手順の理由を明らかにしながら考えて描くことの大切さを学んでいました。この学習はこれから展開される幾何分野の根幹となるものでもありますが、冒頭で述べたように、状況に合わせて限られた道具を使って、目的を達成することができる人へと成長してもらえるといいです。