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啐啄同時
2023.09.28

5年生 学年集会

9月に開かれた学年集会では、学年主任から5年生に向けて、次のような内容が話されました。

「模試の結果が返却されて見直してみると、平均点に届かない人がいることが分かりました。平均点に届かない理由は何か、それは高校2年生として明らかに不足している、勉強時間が少ないことが挙げられます。分かってはいるけどできない、やろうとしない。後回し、先送りになっているのではないでしょうか。あと何点取れば平均値を越えられるのか、自分に足りない必要な点数は具体的に何点か、今一度確認する必要があると思います。

運動会が終わって、17期生はいいものを持っていると各方面からほめられました。そのいいものが腐らずに、さらにより良いものとなるよう今後も努力することが大事です。今までと同じことを繰り返すだけでは足りなくて、さらにプラスαが必要です。時間が足りない人は、まず自分の生活を見直して、隙間時間から活かしていく。小さなことからコツコツと積み上げていきましょう。

私が大学受験を目指す頃は少し異様な自室でした。壁にはプラスの意味の古文単語とマイナスの意味の古文単語のカードが上下に分散して貼られていて、イメージに近いものと遠いもの、覚えたものと覚えにくいものを自分の感覚に合わせて壁に貼り付けていました。机には[desk]椅子には[chair]という具合に、部屋の中の固有名詞になるものは全て付箋を貼りつけて目に見える形にしていました。頭に中々入らないものは頭への刺激の方法を変えて工夫したのを覚えています。人によっては書いて覚える人、耳で聞いて覚える人、声に出して反芻させて覚える人など様々です。やり方が分からない人はとりあえず全部試してみてください。試すうちに自分に合う勉強方法が見つかるはずです。

受験まであと1年、365日は何もしなければすぐに去っていきます。光陰矢の如し、その時間の流れは皆同じ、持ち時間は平等にあります。その時間の使い方を今一度考えてください。大学の名前は自分の肩書になります。その大学名は一生変わりません。この1年間の踏ん張りで、その名前が決まります。年を取ると物覚えが悪くなり、記憶力も衰え、何より若いころのような俊敏性や即時性はありません。10代の今の時代にできることを精一杯やってください。吸収できるうちに正しい知識を4どんどんインプットしていきましょう。人生は一度だけ、青春時代も今だけ、今の頑張りが人生を決めていきます。大変ですが頑張っていきましょう。」

5年生にとってこれからの1年半、自分の目標に向かって心の底からやりきったと思えるような時間を過ごしてほしいと思います。