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啐啄同時
2022.10.31

学校生活 五・七・五

令和4年も残すところあと2か月です。

服装は、夏服から入学式を思い出す冬服になりました。1年生は、入学式当時と今を比べ、心身ともに大きくなっています。

 

現在国語の授業は「詩」の単元を学習しています。導入として、「口語定型詩」を作りました。「口語定型詩」と言われると、生徒たちは難しく感じたようですが、「俳句」や「川柳」でもあるのだと気がつき、みんなそれぞれ力作を発表しました。

 

どの作品も素敵だったのですが、その中でも多くの1年生が「いいな」をしたものを紹介します。

 

○朝起きて 布団出られず 霜降りる

この俳句が発表された日は、とても冷える一日の始まりでした。いつまでも入っていたい布団の中。気がついたら霜が降りる季節になっていた、という朝の短時間の出来事を長い時間の経過を含めて表現してくれました。

 

○北風で シャープペンシル 動かない

授業中、シャープペンシルが動かないのは、問題に悩んでいるからではない!寒いからなんだ!という作成者の主張が、今にも聞こえてきそうな作品です。他の何でもない「シャープペンシル」という、日々手になじんでいるものが、普段と違ってなじまず動かないという矛盾がうまく表現されていました。

 

心を素直に表現できる今の瞬間を大切に見守っていきたいと思います。