生物基礎の学習で学校近くの神社へ行き、土壌生物の採集を行いました。照葉樹林の代表的な植物や森林の階層構造を観察したあと、枯葉を積んであるところで土壌を採集しました。学校に帰って土壌をバットに広げ、ピンセットで目に見える大きい生物を採集。目に見えない小さい土壌生物は、ツルグレン装置で集めます。ツルグレン装置とは、電球を使って熱や光、乾燥を嫌う土壌動物を土から追い出して集める装置で、100均の粉ふるいとじょうごで作成しました。
次の授業では、採集した生物を双眼実体顕微鏡で観察して生物の種類を分類し、基準に従って点数化を行い、調査地点の環境の評価を行いました。タブレットで顕微鏡写真も撮りました。結果は3クラス15班の平均が27点で30点未満なので「人間によって荒らされた環境」となりました。
感想
・思ったよりたくさんの生物がいた。しっかり足、目、体があってとても面白かった。
・かわいかったです。ペットにしたいです。意外と種類が少なかったです。
・これらが土壌にいるのだとしたらワクワクします。また会いたい。
・普段何となく歩いている“土”にも様々な生物がいるということを実際に目で見てとても面白かった。
・木が生えていても、意外と見た目からは環境を読み取ることは難しいのだと感じた。
実物を見てこその自然科学の楽しさ、感動を味わってもらえて、よかったと思います。